五.2001年6月6日(水曜日) アンチフェミニズム声明文より。
   
四. 日本の音楽シーンは腐っている。
   テレビに出るバンド、チャートに入る曲がいいと勘違いするリスナー。
   チャートに入っているバンドはロックバンドじゃないと俺の中では完結している。
   しかし外国では違う。
   ニルヴァーナが全米ナンバー1になった事が俺の中で大きい。
   そしてアメリカにツアーに行き体で感じた。
   いいものはいい。自由な国だ。周りに振り回されない。悪くいえば自分勝手。
   でも右向けば右を向く日本人よりいかしている。
   アンチフェミニズムは日本では最低のバンドだと自分でも思う。
   俺の価値観。ロックバンドは負のパワーを叫ぶ。
   ほとんどのボーカル、歌をステージで歌い気持ちよくなる。
   俺、ステージ降りるまで気持ちよくならない。なれない。なりたくない。そこに温度差が生じる。
   俺の考えに共感する人間なんてごく少数。
   みんなそこらのエンターテインメント性を意識している、客に合わしているバンドが大好き。くそだ。
   今のシーンはジャニーズ色になっている。みんなアイドルになりたい。
   ジャニーズに入ろうよ。そんな奴らはさよなら。そんなレベルだ。
   俺は負のパワーをもったダークサイドに集まるクソ野郎達、そうMADFAMILYと
   シーンいや世の中を変えたい。ひっくり返したい。本当にそう感じている。
三. ファンレターやバンド仲間、特に後輩のバンドマンによく言われる。

   「なぜそこまでやるのですか?」

   自分でもわからない。そこに理屈なんてないねん。
   よく やる事に意味があるっていうけど、俺にはあるのかなって思ったらすぐには見えてこない。
   ただ ライブでやってる事が真実で一つの嘘もない。

   ガラスにダイブしたら誰でも切れる。切れないわけがない。
   殺傷力がこんなにあるとは思わなかった。
   おもちゃの蛍光灯じゃない。俺も人間の子。怖いに決まってる。Mの人間でもない。
   でもライブになるとどうでもよくなる。ステージっておかしな場所だ。

   体から出てくる血はその辺の血糊を使ったやつとは違う。
   俺がいろんな事を吸収して出来た大切な血。それを出すことにより生きているって感じられる。
   そしてまたその瞬間にも新しい血が出来るパワーを吸収しているのである。
   2、3日経ってから蛍光灯の破片が体から出てくる事もある。
   それを取ってまたその日のライブを思い出す。

   みんなに問いかける。

   「アンチフェミニズムが好きか?」

   「好きなら周りに自慢しろ。」

   これが答えかもしれない。

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二. 俺の求めているのは誰でも出来そうな音楽。それがすごく大事だと思う。
   要するに、下手でもいいからギター持ってすぐならせる感じ。そしてデカイ音。
   ライヴハウスへ行ったらまず爆音を求める。
   その中で興奮したいし、そこでしか味わえない熱気が好きなんだ。

   俺は感覚で物事を言うけど なんやろ
   いろんな抑圧の中でやり続けるのが俺の中のロック。反骨ロック。パンクじゃない。
   一般社会の中で そんな大人になってたまるかっていう。
   大の大人がピカチュー集めてるんだから(笑)

   あと常にチャレンジ精神を持ってないけないかな。
   計算された中で動くのではなく、やりたかったらやる。
   初めて SEX PISTOLS ・ スターリン を聞いた時の衝撃。未だに聞くと興奮する。

   これだけは断言できるんだけど、5年・10年経っても俺はベテランって言われないと思う。
   なぜならそんなに音楽・ボーカル・ドラム好きじゃないから。
   ただ、バンド・ライヴは人一倍好きだし愛していると思うな。
一. ∀NTI FEMINISMは見るじゃない体験するだよ。怖いとかで終わったらそれまで。
   ホラー映画でも指の間から見るでしょ。
   例えば今、裸足でノッてる人が沢山いるけど、そこに画鋲撒いたら靴取りに行くまで
   大回りして行くやん。それを楽しんでほしいな。

   蛍光灯持ってきてくれたらそれ割るよ!お客さん参加バンドやから。
   「BAD BOY ∀」で一緒に肩組んで回るのももっと沢山の人が参加してほしいなぁ。
   アンチ流の楽しみかたってあるから。で、最後デモテープを物販席から持って帰ってくれたらね。
   子供の頃、散髪行って帰りにあめ玉貰うの嬉しかったやん!!あんな気持ちになってほしいなぁ。

   会場に来てくださいね。一緒に遊びましょう!!